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2010年8月 2日 (月)

92歳差

この土曜日
ばあちゃんにちっちを会わせに行った。

電話で行くことを告げようとしたけど
電話に出たばあちゃんが
私からの電話だということが分かるのに
3分くらい掛かった。

「ばあちゃん?あけねだけど」
「誰ね?」
「あけね」
「だれ?」
「あ け ね」
「わからん・・・」
「あ・け・ね!」
「かつぎ?」
「・・・あーけーね!!」
「のりこ?」
「あーーーーーけーーーーね!」

「あ~,あけねか」


こんな感じで。

「今日行ってもいい?」
「は?」
「今日!」
「は?」
「きょ う!」

「今日来るね?」

「そうそう!」


ばあちゃんの耳が
激しく聞こえなくなっていることに
ショックを受けた。

「暑いから午前中に来んね
あかんぼうがしんどい」

呆けてはない,すごくしっかりしたばあちゃんだ。

行くと,相変わらず
なすびやトマトが畑になっていた。


ばあちゃんに会わせるのに
こんなに時間がかかったのは
会わせたくてもばあちゃんが調子が悪いことが多いからだ。

早く会わないと。
そんな焦りがあったり
いや,
ばあちゃんのことだ
百まで生きる。

そんなふうにも思う。

会うと同じ事を何度も聞いたり
同じ事を何度も言ったりするばあちゃんだけど
呆けてはない。

ちっちが泣き出すと
「扇風機の風が直接あたってるからか」と
首振りを止めにいったばあちゃん。

「おしめは布にせんといけんばい
かぶれるばってん」
「抱き癖がつこうが(つくだろう)」
「あせもはしっかり拭いてやんなさい」

しっかりしてる。

「母乳がしっかりでて良かった」
「よ~肥えて。大きな娘たい」
「こりゃよか娘たい」

ちっちを抱いたら
「こりゃ見えるごたある(見えてるようだ)」

ばあちゃんの
一言一言が嬉しかった


帰るとき
寂しかった。


ばあちゃん92歳
ちっち0歳


92歳差。


生きるということは
なんて素晴らしいことなんだ。


ばあちゃん
長生きしてください。

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